2026/07/14 12:00
冨樫義博による『HUNTER×HUNTER』39巻が、7月3日に集英社より発売された。本作は1998年から週刊少年ジャンプにて連載されている人気漫画だ。主人公のゴンは、幼い頃に父が「ハンター」——珍しい生物や財宝、犯罪者などを追う特殊なライセンス保持者であり、世界最高峰の職業——であることを知り、父を探す旅に出る。ハンター試験での仲間との出会い、特殊能力の習得、幻影旅団との戦い、グリードアイランドというゲームの世界、そして父・ジンとの再会など、壮大なスケールで物語が展開される。頭脳戦や心理戦が多く、キャラクターの思考過程が丁寧に描かれている点も本作の特徴である。
39巻は、前巻38巻から約1年10か月ぶりとなる新刊で2026年7月9日公開(集計期間:2026年6月29日~7月5日)のBillboard JAPAN総合書籍チャート“JAPAN Book Hot 100”で首位を獲得した。42,520ptを記録し、2位・尾田栄一郎『ONE PIECE 115巻』(40,111pt)に約2,410ptの差をつけた。この数字が際立つのは、その上昇幅にある。発売前週(6月22日~28日集計)における39巻のポイントはわずか53ptだったが、発売週には42,520ptへと跳ね上がった。この上昇幅は、2026年7月時点で今年最多の伸びとなっている。
首位獲得の要因はどこにあるのか。2位の『ONE PIECE 115巻』は店舗指標で38,000ptと圧倒的な数字を叩き出した一方、電子書籍版は同日に発売されていない。『HUNTER×HUNTER 39巻』は店舗指標25,633ptに加え、電子書籍指標で15,994ptを記録。この電子書籍における差が、最終的な順位を分けた形だ。『HUNTER×HUNTER 39巻』は紙と電子書籍を同時発売したことで両指標を積み上げ、チャート1位を獲得したという結果が読み取れる。
さらに注目すべきは、2024年9月4日に発売された『HUNTER×HUNTER 38巻』も7月9日公開“JAPAN Book Hot 100”で20位にチャートインを果たした。最新刊発売を機に、前巻を復習として手に取った読者の動きが数字に表れている。
10年以上にわたり作品を支持し続けてきた読者たちが一斉に動いた——その熱量が、793倍という数値に凝縮されている。
Text by 黒澤 綾子
◎書籍情報
『HUNTER×HUNTER 39巻』
著:冨樫義博
2026年7月3日(金)発売
572円(tax in.)
集英社
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